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歯の治療全般

電動歯ブラシと手で磨く歯ブラシはどっちがいい?メリットやデメリット、タイプ別の選び方を解説

皆さんは、電動歯ブラシと手磨き用の歯ブラシ、どちらが良いと思いますか?

「電動歯ブラシは高性能そうだけど、コストがかかりそう…」
「手で磨く歯ブラシだと、きちんと磨けているか心配…」

これは桜新町駅前歯科でもよくいただくご相談で、たしかに多くの方が迷われるポイントだと思います。

桜新町駅前歯科では様々なデンタルグッズを取り扱っており、患者さんにぴったりのものをおすすめしております

トップページのFAQでもお伝えしましたが、上の写真のように桜新町駅前歯科では様々なデンタルグッズを取り扱っており、患者さんにぴったりのものをおすすめしておりますので、その見地から、電動歯ブラシと手磨き用歯ブラシの違い、タイプ別にどちらを選べば良いのかを解説しましょう。

電動歯ブラシと手磨きどちらが効果的?

電動歯ブラシと手磨きどちらが効果的?

歯垢(プラーク)を落とす効率だけで比べるなら、電動歯ブラシのほうが有利です。手では真似できない速さでブラシが動くため、同じ時間でも汚れに触れる回数が異なります。

では、実際にはどの程度の差があるのでしょうか?

医療の研究を中立的な立場で検証する国際組織であるコクラン(Cochrane)が2014年に複数の臨床試験をまとめて分析したところ、電動歯ブラシを使ったグループは、手磨きのグループより、歯垢の付着量を示すスコアが低いという結果(※)になりました。

使い始めて1〜3ヶ月 歯垢が11%、歯茎の炎症(歯肉炎)が6%少ない
3ヶ月を超えた時点 歯垢が21%、歯肉炎が11%少ない

小さな差と感じられるかもしれませんが、仮に1日2回歯磨きするならば、1年の歯磨き回数は730回にのぼります。1回ごとのわずかな差も、これだけ繰り返せば無視できない蓄積になります。

ただし、すべての場所で電動歯ブラシが勝るわけではありません。前歯の裏側や、歯が重なって生えている部分など、電動歯ブラシのヘッドの形が合いにくい箇所では、細い手用歯ブラシのほうが小回りが利きます。

(※)出典:Yaacob M, et al. Cochrane Database of Systematic Reviews 2014; Issue 6. CD002281

電動歯ブラシのメリット

ではここからは、電動歯ブラシと手磨き、それぞれの長所と短所を実際に見ていきましょう。まずは電動歯ブラシのメリットからです。

磨きムラが起きにくい

電動歯ブラシのメリット:磨きムラが起きにくい

電動歯ブラシの強みは、使う人の技術に左右されにくいことです。ブラシを歯面に沿わせるだけで毎分数千〜数万回の振動が歯垢を浮かせてくれるため、上手に磨くスキルがなくても一定以上の清掃効果を得られます。

短時間で効率的にケアできる

電動歯ブラシのメリット:短時間で効率的にケアできる

多くの機種には2分間の自動タイマーが搭載されており、30秒ごとにアラートが鳴って次のエリアへ移動してくださいと知らせてくれます。

口の中を右上・右下・左上・左下の4ブロックに分け、数十秒ずつ均等にブラシを当てるだけで効率的に歯垢を除去できます。忙しい朝や時間がない時でも、短時間で歯をきれいに磨けるのは嬉しいポイントですね。

手の力が弱くても大丈夫

電動歯ブラシのメリット:手の力が弱くても大丈夫

手磨きでは手首を細かく往復させる動作が求められますが、電動歯ブラシならグリップを軽く握り、歯面に沿わせるだけで十分です。

日本訪問歯科学会も伝えているとおり、お年寄りや、手での歯磨きに負担がある場合など、歯ブラシを握ったまま一定時間細かく動かすのが難しいという方にもおすすめです。

電動歯ブラシのデメリット

もちろん電動歯ブラシにもデメリットがあります。

初期費用・ランニングコストが高い

電動歯ブラシのデメリット:初期費用・ランニングコストが高い

電動歯ブラシの本体価格は、安価な入門モデルで3,000円前後、高機能モデルになると30,000円を超えるものもあります。さらに替えブラシは1本あたり500〜1,500円程度で、衛生面を考えると3ヶ月に一度の交換が推奨されています。

手磨き用の歯ブラシは、1本100〜500円程度ですから、やはり費用がかかるのは事実です。

充電切れや持ち運びの不便さ

電動歯ブラシのデメリット:充電切れや持ち運びの不便さ

充電式の電動歯ブラシは、クレードル(充電台)が必要なタイプが多く、かさばりやすいのが正直なところです。

対策としては、USB充電対応のコンパクトモデルや乾電池式の携帯用電動歯ブラシを旅行用に持っておくという手がありますが、やはりどこにでも持参しやすい手磨きの歯ブラシに比べ、充電を気にしなければならなかったり、持ち運びに不向きであったりするのはデメリットと言えるでしょう。

また、本体やパーツが壊れてしまった時も、専用品が多いため、すぐには入手できないことが考えられます。この点では、どこでも手に入る手磨きの歯ブラシの方が融通が利きます。

手磨き用歯ブラシのメリット

では続いて手磨き用歯ブラシのメリットです。

圧倒的な低コストで入手しやすい

手磨き用歯ブラシのメリット:圧倒的な低コストで入手しやすい

普通の歯ブラシ1本なら100円ショップでも手に入ります。歯科医院で推奨されるやや品質の良いものでも1本300〜500円程度でコスト面のハードルはほとんどありません。

また、近所のドラッグストアやコンビニなど、どこでも購入できるので、入手するための手間がかからないのもメリットです。上述のとおり、電動歯ブラシのパーツは専用品が多いため、すぐには入手できないことも多いでしょう。

携帯しやすく充電も不要

手磨き用歯ブラシのメリット:携帯しやすく充電も不要

ポーチに歯ブラシを1本入れておけば、オフィスでも出張先でもすぐに歯磨きすることができます。災害時やアウトドアの場面でも、電気を必要としない手磨き用歯ブラシならば、変わらず使えるのはメリットです。

力加減・角度を自在に調整できる

手磨き用歯ブラシのメリット:力加減・角度を自在に調整できる

手磨きの歯ブラシには、歯の1本1本に合わせて、ブラシの角度や掛ける力を細かく変えられるという自由度があります。

たとえば歯周ポケットに毛先を45度の角度で当てるバス法は、正しく実践できれば歯茎の境目の歯垢をしっかり除去できます。正しい歯磨き方法については、正しいブラッシングのポイントのコラムを併せてご参照ください。

手磨き用歯ブラシのデメリット

磨きムラが出やすい

手磨き用歯ブラシのデメリット:磨きムラが出やすい

利き手と逆側の奥歯、下の前歯の裏側、歯と歯茎の境目などは磨き残しが発生しやすく、知らず知らずのうちに歯垢(プラーク)が溜まっていることが多くなります。

歯科医院で染め出し液を使って磨き残しをチェックすると、自分では完璧に磨いたつもりでも、赤く染まった部分が思いのほか多くて驚く方もいらっしゃいます。

力の入れすぎで歯・歯茎を傷つけるリスクがある

手磨き用歯ブラシのデメリット:力の入れすぎで歯・歯茎を傷つけるリスクがある

強すぎるブラッシングを続けると、エナメル質が少しずつ削れたり、歯茎が退縮して歯の根元が露出したりする楔状欠損(くさびじょうけっそん)につながることがあります。

電動歯ブラシには押しつけすぎを検知する過圧センサーを搭載した機種もありますが、手磨きにはそうした安全装置がないため、ご自身で力加減を意識し続ける必要があります。

正しい磨き方の習得と継続が難しい

手磨き用歯ブラシのデメリット:正しい磨き方の習得と継続が難しい

前出のバス法のほか、スクラビング法、ローリング法やフォーンズ法など、歯科医院で指導される磨き方にはいくつかの種類がありますが、どの方法も、きちんと習得して毎日実行し続けるのは、なかなかハードルが高いとお感じになる方も多いかもしれません。

電動歯ブラシと手磨きの歯ブラシ、どっちを選べばいい?

ここまで読んでくださって「自分にはどちらが良いのだろう…」と思っていらっしゃいませんか?ではここからは、どちらを選べば良いのか、タイプ別に整理してみましょう。

忙しくて時間がない方は電動歯ブラシがおすすめ

忙しくて時間がない方は電動歯ブラシがおすすめ

短時間で効率的に歯を磨きたい、忙しくて丁寧に歯を磨くのが難しいという方には電動歯ブラシが適しています。

タイマーでブラッシング時間を自動管理してくれるうえ、過圧防止センサーやアプリ連動機能を備えた機種なら、磨き方の質まである程度カバーしてくれます。

コストと手軽さを重視するなら手磨き用の歯ブラシが良い

コストと手軽さを重視するなら手磨き用の歯ブラシが良い

出費を抑えたいという方や、歯ブラシはどこでも気軽に入手したいという方には、手磨きの歯ブラシが合っています。

歯科衛生士からTBI(Tooth Brushing Instruction:歯磨き指導)を受けたうえで、丁寧にブラッシングを続けられるのであれば、手磨きでも十分に歯垢を除去できます。

矯正治療中の方は電動歯ブラシを

矯正治療中の方は電動歯ブラシを

矯正治療中で、矯正装置の周囲をきれいに保つのが難しい方には、音波式の電動歯ブラシと、定期的なブラッシング指導の併用をおすすめします。

音波式は毛先の振動が歯周ポケット内の歯垢にも届きやすく、手磨きでは届きにくいエリアのケアに向いています。

どちらの歯ブラシを使っても落としきれない汚れがある

デンタルフロスや歯間ブラシの併用を

歯ブラシだけじゃ不十分?デンタルフロスを取り入れるべき理由と上手な使い方

電動歯ブラシでも手磨きの場合でも、毛先が届かない歯と歯の間には歯垢(プラーク)が残ります。歯ブラシによる歯磨きに加え、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、歯の間もきれいに保つようにしましょう。

より詳しいデンタルフロスの使い方については、歯ブラシだけじゃ不十分?デンタルフロスを取り入れるべき理由と上手な使い方のコラムをご参照ください。

定期的な歯科検診を忘れずに

定期的な歯のメンテナンスをしっかり受けて、いつまでも健康な歯を

落としきれなかった歯垢は、唾液中のカルシウムなどのミネラルと結びつき、やがて硬い歯石へと変わります。こうなると電動であろうと手磨きであろうと、自宅での歯磨きでは除去できません。

ざらざらとした歯石の表面にはさらに新しい歯垢がつきやすくなるため、歯茎の炎症が進んでいきます。そんな厄介な歯石を取り除くには、スケーリングなど、歯科医院での処置が必要です。定期的に歯科医院を受診することも忘れないでください。

自分に合った歯磨きで歯を長く健康に

自分に合った歯磨きで歯を長く健康に

今回お伝えしてきたように、歯垢を効率よく均一に落としたいなら電動歯ブラシ、コストを抑えて自分の手で細かく調整しながら磨きたいなら手磨きが適しています。

電動歯ブラシは忙しい時でも短時間で効果的なケアができる反面、ランニングコストがかかる点がデメリットです。一方の手磨きは手軽で低コストですが、磨きムラが出やすく、正しい磨き方を継続するスキルが求められます。

自分にはどちらが合っているか迷いが残る場合は、ぜひ一度歯科医院で相談してみましょう。

桜新町駅前歯科では、歯科衛生士があなたの磨き方をチェックし、一人ひとりに合ったブラッシング指導(TBI)を行います。また、様々なデンタルケアグッズをご用意しておりますので、ぴったりの歯ブラシを選定することもできるはずです。

桜新町駅前歯科では、歯科衛生士があなたの磨き方をチェックし、一人ひとりに合ったブラッシング指導(TBI)を行います。また、様々なデンタルケアグッズをご用意しておりますので、ぴったりの歯ブラシを選定することもできるはずです。

「電動歯ブラシと手磨き、自分にはどちらが合っているのか知りたい」「毎日磨いているのに歯垢がたまる」「歯ブラシの選び方や力加減を一度見てほしい」という方は、桜新町駅すぐそばの桜新町駅前歯科へお気軽にご相談ください。

監修

日本顎咬合学会 認定医/厚生労働省認定臨床研修指導医/日本口腔インプラント学会 会員/日本補綴歯科学会 会員

桜新町駅前歯科・矯正歯科
院長 矢作 達也
監修:桜新町駅前歯科・矯正歯科 院長 矢作 達也

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