「ホワイトニングに興味があるけど、注意点はある?」
「施術後に気をつけることって何だろう?」
「誰でもホワイトニングを受けられるの?」
歯を白くしたいと考えた時、そんな疑問が浮かびませんか?
実はホワイトニングを受けるにあたって、いくつか注意することや、知っておくと良いポイントがあります。
もちろん詳しい説明については、きちんと歯科医院で話を聞くのが一番ですが、その前に、ホワイトニングに関する基本的な知識を深めておくのも良いかもしれません。
ホワイトニングを始める前に知っておきたい4つの注意点
ホワイトニングを検討する際は、以下の注意点を押さえておきましょう。
1. 白さは永久ではありません
ホワイトニングで歯が白くなると、その効果はずっと続くと思われるかもしれません。 しかし、ホワイトニングで得られた白さは永続的なものではないのです。
完全に元の色に戻ってしまう訳ではありませんが、少しずつ自分の歯の色に戻ろうとします。これがホワイトニングの後戻りです。詳しくはホワイトニングの後戻りを防ぎ、効果を長持ちさせる方法のコラムで解説しておりますので、併せてご参照ください。
白さを長持ちさせるためには、定期的な歯のクリーニングを受け、色が気になり始めたら再度ホワイトニングを行うのがおすすめです。
2.控えた方がいい飲食物がある
ホワイトニングの期間中や、ホワイトニング直後には飲食物も気をつけなくてはなりません。
コーヒー・紅茶・赤ワイン・ぶどうジュース・カレー・チョコレートなど、色の濃い食べ物や飲み物は、色素や刺激が伝わりやすいホワイトニング治療に影響してしまう可能性があります。
その代わりとしてお米やパン、白身魚、鶏肉、水、牛乳、白ワインといった色の薄いものは影響が少ないため、これらを中心に摂ると良いでしょう。
3.歯がしみる可能性がある
ホワイトニングで使用する薬剤の影響により、歯の表面を保護しているペリクルという膜が一時的に剥がれます。
そのため、個人差はありますが、ホワイトニング期間中は歯がしみる知覚過敏の症状が出ることがあります。
フッ素配合や知覚過敏用の歯磨き粉を使用すると症状が和らぐ場合がありますので、歯がしみる場合は、これらの歯磨き粉を使用してみましょう。もし症状が強く出るようでしたら、歯科医師にご相談ください。
4.白くできない歯がある
ホワイトニングは、ご自身の天然の歯にしか作用しません。そのため、治療をしてある被せ物や歯の詰め物の部分は白くすることができないのです。
もしホワイトニングの後、ご自身の歯と人工の歯の色味の違いが気になる場合は、白くなった歯の色に合わせて人工の歯を作り直すことも検討します。
テトラサイクリン歯
このほかに、テトラサイクリン歯と呼ばれる着色歯へのホワイトニングも、効果が出にくいとされています。
テトラサイクリン歯とは、歯が形成される時期(幼少期など)にテトラサイクリン系の抗生物質を服用したことが原因で起こるもので、歯に縞模様が見られたり、グレーがかった色になったりするのが特徴です。
テトラサイクリン歯を完全に白くするのは難しい場合が多いですが、色味を明るく改善できる可能性はあります。一度、歯科医師にご相談されることをおすすめします。
ホワイトニングできない方がいる
ホワイトニングを行う前の注意点について解説してきましたが、実はホワイトニングは、全ての方が行えるわけではありません。この点もご注意ください。
具体的にどのような方がホワイトニングを行えないのか、以下でご説明します。
18歳未満の方
歯がまだ成長過程にあるため、ホワイトニング薬剤の影響を考慮し、18歳未満の方への施術は基本的に行いません。
妊娠・授乳中の方
ホワイトニングの薬剤が、妊娠中や授乳中に赤ちゃんに影響するかがはっきりと分かっていないことから、妊娠・授乳中の方がホワイトニングは行えません。
虫歯や歯周病など、治療が必要な歯がある方
虫歯や歯周病がある方は、治療が優先です。ホワイトニングを受ける前に、治療は完了しておくようにする必要があります。
まれに虫歯や歯周病があってもホワイトニングを行ってしまう歯科医院もあるようですが、これは絶対に避けなくてはなりません。
無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症は、カタラーゼという酵素を体内で作れない先天性の疾患です。カタラーゼは、過酸化水素を水と酸素に分解する酵素ですが、ホワイトニングの薬剤は、過酸化水素を使用しています。
無カタラーゼ症の方がこの薬剤を使用すると、過酸化水素を分解できずに体内に蓄積し、口内炎や組織の壊死などを引き起こす危険性があります。そのため、無カタラーゼ症の方のホワイトニングは絶対に行えません。
光線アレルギーの方
光線アレルギーは、日光などの光によって皮膚に赤みやかゆみといった症状が出る体質のことです。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、薬剤の効果を高めるために特殊な光を照射することがあります。そのため、光線アレルギーの方は、光を照射するタイプのオフィスホワイトニングは受けられません。
ただし、光照射を行わないタイプのオフィスホワイトニング薬剤もありますし、ご自宅で行うホームホワイトニングであれば光照射は不要です。
桜新町駅前歯科では、光照射の必要がないオパールエッセンスBOOSTを使用していますので、ご相談ください。
ホワイトニング前に歯のクリーニングを
ホワイトニングを始める前には、必ず歯のクリーニングを行うようにしましょう。
歯には、普段の歯磨きだけでは落としきれない着色汚れ(ステイン)や歯垢(プラーク)、歯石が付着しているため、そのままでは、ホワイトニング剤が歯に均一に浸透しにくく、十分な効果が得られない可能性があります。
ホワイトニング前にはクリーニングでお口の中をきれいにし、薬剤がしっかり作用する状態にしておくことが大切です。
安全にホワイトニングを受けていただくために
ホワイトニングは、正しい知識を持った歯科医師・歯科衛生士のもとで行うことにより、より安全で、効果の高いものになります。
最近では、ホワイトニングサロンといったような、歯科医院でなくセルフサービスで行うホワイトニングも広まっていますが、これらは医療機関ではありません。
歯科医院で使用する薬剤は医療機関のみ扱えるものです。そのため、サロンと歯科医院でのホワイトニングは、仕上がりが大きく異なります。また、ホワイトニングサロンでは医療行為も行えないので、効果を高めるために推奨される事前の歯のクリーニングは行われません。
桜新町駅前歯科では、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、ご自宅で行うホームホワイトニング、そして両方を組み合わせたデュアルホワイトニングをご用意しています。
患者さんのご希望やお口の状態に合わせて、最適なホワイトニングをご提案いたしますので、ご興味のある方は、桜新町駅すぐの桜新町駅前歯科へ、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。