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歯の治療全般

歯を失う前に知っておきたい!加齢によるお口の変化と日常ケア

歳を重ねると、体だけでなくお口の中にもさまざまな変化が起こります。
「最近、口が乾くようになった」
「歯茎が下がって歯が長く見える」
「昔より噛みにくくなった気がする」
40代、50代を過ぎたあたりから、こんな変化を感じている方も多いのではないでしょうか。

これらは加齢による自然な変化の一部ですが、放っておくと歯周病虫歯のリスクが高まり、歯を失う原因にもつながります。

お口の健康は「食べる」「話す」「笑う」といった生活の質を支える大切な要素です。今回は、加齢によってお口にどんな変化が起こるのか、そしてその変化に対応するための日常ケアについてお伝えします。

加齢とともに変わるお口の環境

年齢を重ねると、お口の中の環境は静かに変化していきます。まずは、どんな変化が起こるのかを知ることから始めましょう。

歯茎の変化

加齢とともに変わるお口の環境:歯茎の変化(歯肉退縮)

年齢とともに歯茎が痩せて下がり、歯の根元が見えてくることがあります。これを歯肉退縮(しにくたいしゅく)といい、鏡を見たときに「歯が長くなった気がする」と感じる原因の一つです。

歯肉退縮が起こると、見た目の変化だけでなく、冷たいものや熱いものがしみる知覚過敏の症状が出やすくなります。これは、エナメル質に守られていない歯の根元部分が露出し、刺激を受けやすくなるためです。

歯肉退縮については、提携医院である町田歯科歯肉退縮の放置は危険のコラムでも解説しておりますので、興味のある方は併せてご参照ください。

骨の変化

加齢とともに変わるお口の環境:歯槽骨の減少

歯を支える土台となる歯槽骨(しそうこつ)も、年齢とともに少しずつ減少していきます。歯槽骨が減ると、歯がぐらついたり、歯並びが変わってきたりすることもあります。

唾液量の減少

加齢とともに変わるお口の環境:唾液量の減少

若い頃に比べて「口が渇きやすくなった」と感じる方は多いのではないでしょうか。これは、加齢によって唾液の分泌量が減少するために起こる変化です。

ドライマウス(口の乾燥症)のコラムでもお話ししたとおり、唾液には、お口の中の汚れを落としたり、細菌から口腔内を守る洗浄作用や抗菌作用といった大切な役割があります。

唾液が減ると、これらの防御機能が低下するため、口臭が気になったり、虫歯や口内炎ができやすくなるといった弊害も出てきます。

また、唾液の潤滑作用も低下するため、入れ歯を使用している方の場合は吸着が悪くなり、違和感や痛みにつながるケースもあります。

噛む力・筋力の低下

加齢とともに変わるお口の環境:噛む力・筋力の低下

加齢による筋力低下もお口に影響します。噛む力が弱くなると、硬いものを避けるようになり、栄養の偏りや咀嚼機能の低下を招いてしまいます。

また、噛む刺激は脳の血流を促進するともいわれており、噛む回数が減ることは脳の活性化の面でもマイナスになる可能性が指摘されています。

近年、こうした加齢に伴う口腔機能の衰えはオーラルフレイルと呼ばれ、日本歯科医師会日本老年歯科医学会も、歳を重ねてもご自身の歯を守れるよう、積極的な啓蒙活動を行っています。

歯を失う原因となる主なトラブル

加齢にともなうお口の環境変化は、放置するとさまざまなトラブルを引き起こします。

歯周病の進行

歯周病

8020財団のページでも掲載されているように、歯周病歯を失う原因の第一位とされており、初期のうちは痛みや違和感が少ないため、気づかないうちに進行してしまうのが厄介です。

歯茎が腫れる・出血する・歯が揺れるなどの症状が出る頃には、すでに歯を支える骨が溶け始めていることも珍しくありません。

また、歯周病菌が血管に入り、全身を巡ってしまうと、糖尿病の悪化、心疾患、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん:肺に細菌が入り込んで起こる肺炎)などのリスクも高くなってしまいます。

根面う蝕の増加

根面う蝕の増加

加齢によって増えるもう一つのトラブルが根面う蝕(こんめんうしょく)、つまり歯の根元にできる虫歯です。歯茎が下がると、エナメル質に覆われていない歯の根の部分が露出し、虫歯になりやすくなってしまうのです。

噛み合わせや入れ歯のトラブル

噛み合わせや入れ歯のトラブル

歯の位置や骨の変化によって、噛み合わせがずれたり、これまで使っていた入れ歯が合わなくなったりする症状も多く見られます。

入れ歯の不調を我慢して使い続けると、粘膜に傷ができる可能性があることや、残っている歯に負担がかかることもあるため、歯科医院での早めに調整しましょう。

今日からできる!加齢に負けないお口のケア

ここまで、加齢にともなうお口の変化とリスクについてお伝えしてきました。色々と大変そう…と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、年齢に合わせたケアを日々の習慣に取り入れることで、お口の健康を十分に守ることができます。

正しいブラッシング方法を身につける

加齢に負けないお口のケア:正しいブラッシング方法を身につける

歯茎が下がっている部分は傷つきやすいため、柔らかめの歯ブラシを選び、優しく磨くことがポイントです。

毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てて、小刻みに動かして汚れを落としましょう。ゴシゴシと強く磨くのではなく、歯茎をマッサージするように意識すると、適度な力加減になります。

また、手先の細かい動きが難しくなってきた方や、より効率的に磨きたい方には、電動歯ブラシの活用もおすすめです。

ご自身に合った歯磨き方法が分からない場合は、桜新町駅前歯科では歯科衛生士によるTBI(Tooth Brushing Instruction:歯磨き指導)を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

歯間ブラシやデンタルフロスを活用する

加齢に負けないお口のケア:歯間ブラシやデンタルフロスを活用する

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは十分に落とせません。歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、プラーク(歯垢)の除去率は上がります。

特に加齢によって歯と歯の間が広がっている場合は、自分の歯間のサイズに合った歯間ブラシを選ぶことが重要です。

サイズが合わないと、せっかくの効果が得られなかったり、歯茎を傷つけてしまったりすることがあります。どのサイズが適切かわからない場合は、歯科医院で相談してみてください。

フッ素配合の歯磨き粉を使用する

加齢に負けないお口のケア:フッ素配合の歯磨き粉を使用する

虫歯予防によく効くフッ素の役割とは?のコラムでお伝えしたとおり、歯磨き粉は、フッ素配合(できれば高濃度1450ppm)のものを選ぶと、虫歯予防効果が高くなります。

研磨剤が多く含まれるものは歯の表面を傷つけることがあるため、歯や歯茎がデリケートな状態の方は低研磨研磨剤無配合と表示されたものを選ぶのも一つの方法です。

お口の潤いを保つ工夫をする

加齢に負けないお口のケア:お口の潤いを保つ工夫をする

唾液の分泌を促し、お口の乾燥を防ぐことは、虫歯歯周病の予防、口臭対策にもつながります。日常生活の中で、以下のような工夫を取り入れてみてください。

まずは、こまめな水分補給を心がけましょう。また、食事の際は、「よく噛む」ことを意識してみてください。

そして、習慣にしていただきたいのが、ドライマウスのコラムでもご紹介した唾液腺マッサージです。唾液腺マッサージとは、唾液を作り出す唾液腺を外側から刺激することで、唾液の分泌を促す方法です。

唾液腺マッサージのやり方

唾液腺マッサージのやり方

  • 耳の前あたり(上の奥歯のあたり)に指を数本当て、円を描くように10回ほど優しくマッサージします(耳下腺
  • 次に、顎のラインの内側にある柔らかい部分を、耳の下から顎先に向かって3~4か所、順番に5回ずつ指で押していきます(顎下腺
  • 最後に、顎の中央の柔らかい部分に両手の親指を当て、上方向にゆっくりと10回ほど押し上げます(舌下腺

朝起きたときや食事の前など、唾液が少なくなるタイミングで行うと効果的です。

このほか、口の乾燥がひどい方は、ドライマウス用の口腔保湿ジェルや口腔保湿剤を使用すると快適に過ごせます。入れ歯を使用している方は、装着前に保湿剤を塗っておくと、粘膜を守る効果も期待できるので、お試しください。

年齢に合わせたケアで、いくつになっても健康なお口を守ろう

年齢に合わせたケアで、いくつになっても健康なお口を守ろう

加齢によるお口の変化は、誰にでも起こりうる自然な現象です。しかし、その変化を理解し、適切にケアすることで、歯や歯茎を健康に保つことは十分可能です。

歯を失わず、自分の歯で食べることは、栄養状態の維持や発音、表情づくりなど、全身の健康にも大きく関わります。年齢に合わせたお口のケアを意識して、「噛める・話せる・笑える」お口をいつまでも守っていきましょう。

もし「自分に合ったケア用品がわからない」「噛み合わせに違和感がある」といったお悩みがあれば、自己判断せずに歯科医院へ相談することが解決への近道です。

桜新町駅前歯科・矯正歯科では、年齢に応じた予防ケアや入れ歯の調整など、患者さん一人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。一生涯、楽しい食事や会話を楽しむためにも、ぜひ桜新町駅すぐそばの桜新町駅前歯科にご相談ください。

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