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小児歯科

おやつ選びで差がつく?お子さんの歯の健康を考えた食習慣で虫歯予防を

「子供のおやつ、甘いものは控えたほうがいい?」
虫歯にならないおやつ選びの基準は?」
「ダラダラ食べはどうして虫歯になるの?」
こんな疑問はありませんか?

小さなお子さんにとっておやつは楽しみであり、成長に必要な栄養補給の機会でもあります。しかし、おやつの選び方や食べ方を間違えると、虫歯のリスクを一気に高めてしまう原因にもなります。

そこで今回は、子どもが虫歯になりやすいメカニズムをはじめ、歯に優しいおやつの選び方、虫歯を防ぐ正しい食べ方の習慣について解説します。無理なく続けられる歯に優しい食生活を取り入れて、お子さんの大切な歯を守っていきましょう。

子どもが虫歯になりやすい理由

歯にやさしいおやつを選ぶ前に、まず「なぜ子どもの歯は虫歯になりやすいのか」を知っておきましょう。

乳歯は大人の歯よりも酸に弱い

子どもが虫歯になりやすい理由:乳歯は大人の歯よりも酸に弱い

歯の表面は、人体の組織の中で最も硬いエナメル質で覆われています。ただ、大人の歯よりも乳歯は柔らかく、酸によって溶けやすい構造をしています。

そのため、虫歯菌が作る酸の強さに負けやすく、気づいた時には大きく進んでいることも珍しくありません。

まだ自分で上手に歯を磨けない

子どもが虫歯になりやすい理由:まだ自分で上手に歯を磨けない

2歳〜10歳くらいのお子さんは、手先の器用さが発達段階にあるため、歯ブラシを奥歯の溝や歯と歯の間にしっかり当てることが難しい時期です。特に奥歯の溝や歯と歯の間は汚れが残りやすく、虫歯のリスクが高くなります。

間食の回数が多くなりがち

子どもが虫歯になりやすい理由:間食の回数が多くなりがち

小さなお子さんは胃袋も小さいため、大人のように、決められた三食だけでは必要なカロリーや栄養を摂りきれません。そのため、間食で補うことは成長のために必要です。

ただ、間食の回数が増えると、歯にとっては良くない問題も生じます。

脱灰と再石灰化

虫歯の初期症状とは?のコラムで解説したように、食べ物が口に入ると、虫歯菌が糖分をエサにして酸を出し、歯の表面のミネラルが少しずつ溶け出します(脱灰:だっかい)。そして食べ終わってしばらくすると、唾液が酸を中和し、溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻してくれます(再石灰化:さいせっかいか)。

お口の中では、この脱灰と再石灰化が何度も繰り返されていますが、食べ物がお口の中に入っている時間が長いと、再石灰化の時間が取れず、虫歯が進みやすくなってしまいます。

糖類の多い食品・飲み物が増えている

子どもが虫歯になりやすい理由:糖類の多い食品・飲み物が増えている

幼児向けのお菓子や飲み物には、思った以上に砂糖が多く含まれていることがあります。乳酸菌飲料や果汁飲料も「健康に良さそう」と思いがちですが、実は糖分が多いということは珍しくありません。

歯に優しいおやつの選び方

では、どんなおやつが歯に優しいのでしょうか。ここでは、選び方のポイントを紹介します。

①よく噛んで唾液が出るおやつを選ぶ

歯に優しいおやつの選び方:①よく噛んで唾液が出るおやつを選ぶ

噛むことで唾液は多く分泌されます。この唾液が、虫歯の原因となる酸を中和し、歯を守ってくれます。

おすすめは、りんごや梨のようにシャキッとした食感の果物、にんじんやきゅうりなどの野菜スティック、チーズ、小魚や煮干しなど(※)です。

チーズはカルシウムとタンパク質が豊富なうえ、含まれるリン酸カルシウムがお口の中のpHを中性に戻す手助けをしてくれるため、食後のひとかけにも向いています。

(※)ナッツ類も噛みごたえがあり栄養面では優秀ですが、5歳未満のお子さんには誤嚥(ごえん)のリスクがあるため注意が必要です。

②歯にくっつきにくいおやつを選ぶ

歯に優しいおやつの選び方:②歯にくっつきにくいおやつを選ぶ

虫歯のリスクを高める原因のひとつが、糖分が歯の表面に留まっている時間の長さです。歯にベタベタくっつくおやつは、唾液で洗い流されにくく、その間ずっと虫歯菌に「エサ」を与え続けてしまいます。

口の中に残りにくい、溶けるタイプのおやつを選ぶだけで虫歯リスクは変わります。たとえば、プレーンヨーグルト、砂糖控えめの蒸しパンなどがおすすめです。

③砂糖は量だけでなく摂る頻度を意識する

歯に優しいおやつの選び方:③砂糖は量だけでなく摂る頻度を意識する

「砂糖=絶対ダメ」ではありません。誕生日のケーキや行事のお菓子をたまに楽しむ分には、それほど心配ないでしょう。気をつけたいのは、甘いものが「ちょこちょこ何度もお口に入る」状態が日常になることです。

甘いものを食べるにしても、素材そのものの甘みを活かしたおやつを選ぶと、砂糖の摂取量を抑えられます。新鮮な果物、さつまいもやかぼちゃの焼き菓子、無糖ヨーグルトに果物をトッピングしたものなどがおすすめです。

④飲み物にも気を配る

歯に優しいおやつの選び方:④飲み物にも気を配る

忘れがちですが、飲み物もおやつの一部です。先ほど触れたように、ジュースやスポーツドリンク、乳酸菌飲料には、見た目以上に多くの糖分が含まれていることがあります。

液体の糖分はお口の隅々まで行き渡りやすいため、頻繁に飲むと虫歯リスクが一気に高まります。のどが渇いたときの水分補給は、水かお茶を基本にし、甘い飲み物はおやつの時間にコップ1杯程度と決めておきましょう。

⑤キシリトール入りの製品を上手に活用する

歯に優しいおやつの選び方:⑤キシリトール入りの製品を上手に活用する

キシリトール(※)は、白樺や樫の木から作られる天然由来の甘味料です。砂糖と違い、虫歯菌はキシリトールをエサにしても酸を作ることができません。

お子さん向けには、キシリトール100%のタブレットが手軽に取り入れやすいといえます。ガムタイプはしっかり噛めるようになる年齢(目安として4〜5歳以降)から検討すると良いでしょう。

キシリトールの配合割合が低いと、他の糖類が含まれている場合があるため、できれば100%使用されている製品を選ぶことをおすすめします。

(※)キシリトールについて、より詳しく知りたい方は、提携医院である町田歯科キシリトールの働きと効果的な使い方のコラムをご参考になさってください。

食べ方も大切!虫歯になりにくい習慣づくり

歯にやさしいおやつを選ぶことと同じくらい大切なのが、「どう食べるか」です。

①おやつは時間を決めて食べる

①おやつは時間を決めて食べる

おやつの時間を一定にすることで、ダラダラ食べが防げます。午後に1回だけ、もしくは昼食と夕食の間だけ、15時、と時間を決めるなど家庭でルールを作ると良いですね。

②食事のあとは水かお茶で口の中をリセット

②食事のあとは水かお茶で口の中をリセット

おやつの後にすぐ歯磨きができれば理想的ですが、外出先や遊びの最中にはなかなか難しいこともありますよね。

そんなときは、水やお茶をひと口飲むようにするだけでも構いません。水分が食べカスや糖分が流れ、虫歯菌が活動しにくい環境になります。

③仕上げ磨きは小学校高学年まで続ける

③仕上げ磨きは小学校高学年まで続ける

お子さん自身のブラッシングに加え、保護者による仕上げ磨きを組み合わせることで、磨き残しを減らせます。

目安としては、小学校高学年くらいまでは仕上げ磨きを続けるのが理想です。その後もしばらくは、仕上げ磨きまでしなくても「ちゃんと磨けているかな?」と口の中を見てあげるだけでも効果があります。

小さなお子さんの歯の磨き方については、コツをつかんで虫歯予防!乳歯の正しい磨き方のコラムをご参考になさってください。

④フッ素を上手に活用する

4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法

4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年1月)
(日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会)
より引用

虫歯予防によく効くフッ素の役割とは?のコラムで解説したように、フッ素(フッ化物)には、歯のエナメル質を強くして酸に溶けにくくする効果と、再石灰化を促進する効果があります。

ご家庭では、年齢に合ったフッ素濃度の歯磨き粉を使うのが手軽な方法です。2023年に改定されたガイドラインでは、歯が生え始めてから5歳まではフッ素濃度1,000ppmの歯磨き粉を米粒〜グリーンピース大の量で使用することが推奨されています。

6歳以上は1,000〜1,500ppmの歯磨き粉を歯ブラシの約半分の量が目安です。歯磨き後のうがいは少量の水で1回だけにとどめると、フッ素がお口の中に長く残り、効果がより高まります。

⑤3ヶ月に一度の歯科検診を受ける

お子様が小さな頃から歯医者に通うメリット

初期虫歯は痛みがないため、保護者の方が見ても気づけないことが多く、注意が必要です。

3〜4ヶ月おきに歯科医院でチェックすることで、早期発見・早期治療が可能になります。また、シーラント処置や定期的にフッ素塗布を受けることで、家庭でのケアとの相乗効果が期待できます。

おやつの選び方ひとつで虫歯リスクが変わる

おやつの選び方ひとつで虫歯リスクが変わる

お伝えしたように、お子さんに与えるおやつの選び方によって虫歯のリスクは大きく変わります。保護者の方は、

  • よく噛めるもの
  • 歯にくっつきにくいもの
  • 砂糖の量が少ないものを基本に選ぶこと
  • 飲み物のチョイスにも気を配ること

これらの点に気をつけておやつを選ぶようにしていきましょう。

また、おやつの内容だけでなく、「時間を決めて食べる」「食後に水やお茶で口をリセットする」といった食べ方の習慣を整えることも虫歯予防には大切です。そして仕上げ磨きや定期的に歯科医院でのチェックを行うことも忘れないでください。

小児歯科のページでもお伝えしているとおり、桜新町駅前歯科では、歯科衛生士による丁寧なTBI(Tooth Brushing Instruction:歯磨き指導)に加え、お子さんの虫歯を防ぐ食生活へのアドバイスも行っております。お子さんの食べているおやつが気になる方や、歯をきちんと磨けているか心配な方も、お気軽に桜新町駅すぐそばの桜新町駅前歯科にご相談ください。

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